【Linux】アクセス権 スティッキービット(Sticky Bit)
サーバーでプログラミングをしていて、ある機能が動作しなかったため、アクセス権限?メモリ?バグ?など色々と調べていた時に忘れていた特殊なスティッキービット(Sticky Bit)というアクセス権限について触れたため、まとめました。
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スティッキービット
ディレクトリ(フォルダ)に設定する特殊なアクセス権限です。
設定されたディレクトでは、すべてのユーザーがファイル・ディレクトリを書き込めますが、ファイルの所有者、ディレクトリの所有者、スーパーユーザーのみしか変更・削除ができなくなります。
主に/tmpディレクトリに使われます。
コマンドラインから確認
ルートディレクトリのtmpディレクトリを確認してみましょう。
$ ls -ld /tmp drwxrwxrwt 7 root root 4096 Nov 22 23:02 /tmp
その他の権限グループに(末尾)に「t」という表記が、スティッキービットが設定されている状態になります。
コマンドラインから設定
以下のようにtestフォルダを作成して、スティッキービットを設定してみましょう。
$ mkdir test $ ls -ld test drwxr-xr-x 2 root root 4096 Nov 22 23:37 test $ chmod +t test $ ls -ld test drwxr-xr-t 2 root root 4096 Nov 22 23:37 test
これでtestディレクトリにスティッキービットが設定できました。
まとめ
アクセス権限も読み・書き・実行や所有者・所有グループ・その他のグループあたりは、よく設定しますが、/tmp配下で何らかの処理(プログラミング)をする際ぐらいしか、あまり気にとめていませんでした。
忘れないように30過ぎても復習復習で、頑張っていきたいと思った今日この頃でした。